新しい日記

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soundcloud の アートワーク読み込み時画像から考える UX

最近のsoundcloud、アートワーク読み込み前のプレビュー画像がランダムなカラーのグラデーションになっている

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こんなかんじ

これ、どれもsoundcloudのwebのカラートーン(オレンジ・チャコールグレー)と地味にマッチしてない色なのでこういうアートワークに見えてしょうがない。
というか最初、どっかの誰かがこういうアートワークのEPかなんかを出して、そのEP内の曲を一曲ずつ上げているんじゃないかと見えていた。

おかげで結構な曲数を飛ばしたりしてしまった。

soundcloudのストリーミング再生、特にdashboardなんてものは流し聴きする人が大半だと思う。(少なくとも私の周りでsoundcloudのへービーユーザなんかほとんどそう)
なので流れてきた楽曲は一瞬で判断される部分(イントロや波形の特徴的な部分、アートワーク、アーティスト名など)によって聴くか聴かないかを左右される。
特に大量にフォローすればするほど、dashboardを一曲一曲吟味して聴くのはつらい。気に入る曲や目当ての曲を探すのに効率が悪いし、フォロー数が増えれば品質の高い(※言い方が思いつかなかったのでこういうかんじで察して欲しい)の楽曲の密度も下がる。(自分でいいなと思ったアーティストをフォローしてるのにね。まあRepostとかもあるからな…)
そうなると特に一瞬で目に付くアートワークは曲調のイメージを予想する上でかなり重要なものだ。
アートワークがないものはないとわかるようになっていないと、勝手なランダムグラデーションで音色の先行イメージが付いてしまい、私のように飛ばしてしまったりする。

世には音に色彩を感じたり、ことばに匂いを感じるなどの共感覚というものを持った人達がいるそうだ。
そういった人にとって、音色と関係ない色彩のアートワークを付けられるのは違和感なのではないかと簡単に予想出来るし、共感覚を持たない人間でもある程度曲のイメージとアートワークに関連性を覚えているはずだし、勝手にアートワークを付けられるなんていうものは言語道断だと思う。
だからアートワークがないものはないとわかるように、今まで通りのグレーボックスにsoundcloudロゴでよかったし、読み込み時は読み込み中であるとわかるようにロード用gifを表示されておけばよかった。

ジャンルを問わず世界中の多くのアーティストが soundcloud を通じて楽曲を発表している現状、そのプラットフォームは出来る限り主張や楽曲に色づけをしないデザインであるべきだ。
そうあることでリスナーもフラットな状態で楽曲を聴くことが出来るし、アーティストも自分が表現したいものを邪魔されることなく発表できる。


UXに影響を与えているわかりやすい例として挙げられると思って書きました!